プラチナ万年筆 #3776センチュリー「金魚」買った
ご無沙汰しています。
cymkです。
今回は万年筆の話題です。
プラチナ万年筆 #3776センチュリー 金魚を購入しました。
初めてのセルロイド万年筆です。
金魚といえば、赤と白の美しいコントラストが特徴の万年筆で、
いつか一本ほしいなと思っていたところでした。
家の近所の店には、常に金魚が展示販売されていました。
その店に行くたびに、その綺麗な軸を眺めていたのですが、
ある日それが誰かに購入されて、展示から消えていることに気付きました。
それに気付いたときに、変な話ですが、ちょっとした悲しさと悔しさを感じました。
私、あの万年筆欲しかったんだなと。
そのまま一月ほどが過ぎ…、とある百貨店に立ち寄ることができました。
百貨店といったら文具コーナーに立ち寄るのが、私の趣味です。
そこはあまり品揃えが良いとは言えないお店でしたが、趣味なので。
端から端までディスプレイを眺めていました。
すると、一番奥の硝子ケースに、金魚が佇んでいたのです。
試筆して、お店の方に少し話をきいて、購入しました。
安くない買い物ですが、嬉しい買い物でもありました。
洋服などの服飾、最近は買っても嬉しくないので…。
字幅はF(細字)。
太字が好きなのですが、手帳に使うために細字が欲しいなと思っていた点と、
偶然残っていた金魚が細字だった、という点。
あとは、試筆での書き味が好みだったという、3点で、初めてのFを購入しました。
プラチナの細字万年筆は、試筆するたび、そのカリカリした感じが
ちょっと落ち着けないな、と思っていましたが、
今回購入した金魚は、カリカリというよりは、サリサリ、という感じで、
抵抗が少なく、気持ちよく筆記できる品でした。
調整次第なのですね。
金魚は、セルロイド万年筆と言い、軸の素材がセルロイドという物質で出来ています。
この、セルロイドという素材の特徴として、
水に強くないこと(漬けっぱなしは危ない)と、
時間が経過してくるにつれ薄くなってくること、
それと、独特な匂い、の3つがあるそうです。
薄くなってしまうとのことでしたので、素材としての寿命について
通常の万年筆との違いをお店の方に伺いましたが、
「孫やひ孫の世代まで持つのが通常の万年筆だとしたら、
セルロイドだったら孫までもつかどうか、
というスケールの問題です。」
とのこと。
扱いさえ正しければ、自分の人生のなかでは
素材が原因で痛んでしまうようなことはないそうです。
匂いは、購入直後ですが、確かに独特な匂いをほんのりと感じました。
自分で嗅ごうとしてはじめて感じられる程度の強さです。
時間経過につれて、匂いは強くなるとの事ですが、どの程度なのかな。
ちょっと楽しみにしている自分がいます。
そんなこんなで、手にいれました、センチュリー 金魚。
入れたインクは、プラチナ ブルーブラックです。
手帳につかいたいことと、大事に使いたいので
当分は純正インクで楽しもうと思っています。
購入したら、コンバータが1つついている状態でした。
カートリッジのブルーブラックを購入して、それをつけています。
プラチナは、コンバータにくらべてカートリッジが大きいので、
ブルーブラックを使っている間はカートリッジをよく使いそうです。
手帳の話も後日書こうと思いますが、
来年はMDノートダイアリーにしました。
裏抜けもなく、いい感じです。
たくさん使っていこうと思います。