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canon EOS M10とNexus 5X・XPERIA XZsで写真を載せてます。お料理記録とかお出かけ記録とか。普段は都内で働いています。

IKEAのシングルソファ「STRANDMON」と、くつろげる場所について

自宅は2DKに2人で暮らしている。2DKを選んだ理由は、寝食分離がしたかったことだけで、家具は少なく(食器棚もなく、床に炊飯器とオーブンを置いていて)、非常に文明度が低い。食事用のテーブルと椅子はあるが狭い。

働いている間は、家で食事や風呂・睡眠をそこそこに済ませられればいいと思っていたし、寝る環境以外は妥協してもいいと思っていた。休日も基本的に外出するような人間だったので、椅子さえ安いものだ。

だが昨年末から休職し、過ごす場所の殆どが自宅になった。すると自

分の家の使い方が変わるのだ。そこで気付いた。寛ぐ場所がない。

 

自宅にはIKEAのSTRANDMONというシングルソファがある。就職してすぐの頃、1Kの社宅に住んでいた時に買ったものだ。大学自体の友人の家にあって、とても良くて、すぐに同じ物を買った。

ただ、定価では3万円以上して当時の収入ではとうてい買える値段ではなかった。が、ヤフオクで4000円で売っていて、近所まで取りに行けば送料は無料というので、さらに4000円で車を借りて取りに行った。その人はシングルソファだけでなく、レッグレストもセットで、販売してくれた。8000円でシングルソファが手に入って、買ってすぐの時はその上で寝落ちたりしていた。

2DKの今の家に住んでいる今、2DKに対して物が多いし、収納も少ないのでハンガーラックは出しっ放しだしで、あまり良い環境ではなく、ソファも行き所がなくひっそりと部屋の奥に「とりあえず置かれて」いた。それを今回、特に設置する場所も変えはしなかったが、「寛ぐためにソファを置く」という意識に変えてみたところ、家の中での過ごし方が少し変わった感覚がしている。自分が自宅に求めるものが、より如実に見えてきた。

ソファというのは寛ぐためのものであり、機能的である必要はないが(といいつつこのソファは「頭を凭れることができる機能」がついていて、そこは非常によく、むしろその点と座った際の包まれる感覚のバランスこそがこのソファの有意義な点だと思う)、家が狭いと「寛ぐためだけにソファを置く」という空間の使い方がまるで無駄遣いのように感じられてしまう。

決してそんなことはなくて、寝食を分離することによる人間らしさがあるように、日常を積極的に消費する場所と日常をゆっくりさせる場所があってもいい、という話なのだと思う。そしてそれは、家具の配置でソフト的に、いとも簡単に変えることができるのだということなのだと思う。空間の認識と使い方で、同じ自宅でもちょっとした贅沢をするように感じられることを、日々気をつけて生きていきたいと思う。

お題「ちょっとした贅沢」