Herz ラックスリュックを使ってみたレビュー(経年変化編)
久々にHerzのラックスリュックの様子を纏めようとおもいます。
実はこのブログはHerz ラックスリュックの記事を目当てとしたアクセスが8割を占めており、最後のHerz関連投稿をした数ヶ月後の今になっても同様のアクセスが多い状態です。
Herz公式サイトより。
過去、当ブログで私が書いた記事は下記2つ。
アクセス解析を眺めて多少エモい気持ち(?)と 、やはり高価な買い物なので購入を悩む人も多いのだろうと思ったところです。
私自身、このリュックはかなり満足しているため、今回はこのラックスリュックについていくつかの視点で記事を書こうと思います。購入を迷っている(とくに、購入したいので誰かの一押しが欲しい状態の)人の手助け(一押し)になればと思います。
ちなみに、私はHerzのお店とは完全に無関係の人間なので、あくまでも参考程度にして下さいますようお願い致します。
…といいつつも、やはり、結局は実物を見るのがいちばんだと思うので、お店に行ってみるのが手です。私は現物を3回くらい見に行って買いました。
私にとって鞄というものは、買うときは手帳に似ていると感じてます。というのは、買うときに「デザイン(つまりデザイン・構造の強さ)」と「どういう使い方ができるか(継続利用できるかどうか)」という2点が主な考慮ポイントかなと思っています。
なので、今回「見た目やデザインとその経年変化」についてと、次回「どういう利用をしているか(中に何を入れているか、どういうシチュエーションで何が入るのか)」を記事にしてみようかなと思います。
ゆっくり更新しますので、ゆるゆるお付き合いください。
今回は経年劣化について書いていきます。
筆者のラックスリュック利用スタイルについて
まずこの記事を書いている人間のラックスリュック利用方法をざっくりと説明します。
- 毎日使用しています。
便利でちょうどいいサイズなので毎日使えます。 - ラックスリュック自体のサイズは大きい方です。
マチが狭いのと広いので2種類あります。 - おもに通勤やお出かけに使っています。
毎日0.5kg〜1.5kgほどの荷物を入れています。 - 2泊3日位の旅行であればこのリュックだけで賄っています。
技術職でたまに出張がありますが、そういう時もこのリュックでいきます。なので雨晒しというほどではないですが、多少濡れたりしています。(都度拭いてますが) - お手入れはラナパーを月1〜2回。
表面が乾燥してきてしなやかでなくなってきたと感じたら塗っています。(ラナパーを塗った半日後の手触りを基準としています。本当のところどうすべきなのかは分かりませんが)
購入時のラックスリュックの様子
まず、購入当時の画像です。
過去の記事でも同じ写真を掲載していますが。
昨年4月の姿です。非常に線が細く、すっとした出で立ちであり、上品です。買った当時は革の匂いが強く、また革が堅かったため開閉も少し重かった記憶があります。
購入3ヶ月後のラックスリュックの様子
鞄自体は重くはないのですが、荷物を入れたことで増えた重さによって肩に負担を感じたために肩当てを導入しました。それが購入3ヶ月後のことです。当時の写真が下です。
多少下の方がくたっとなり、輪郭に丸みがあります。柔らかくなったことで、どこにでも安定して置けるようになっていました。
背中に当たる部分の生地が、使用を重ねるごとに伸びて柔らかくなっています。購入時にも写真を撮っていればよかったのですが、忘れてしまっていたのが残念です。
現在(購入9ヶ月後)のラックスリュックの様子
さて、購入直後と、購入3ヶ月後の姿をお見せしましたが、現在は購入約9ヶ月後となっています。状態がこちらです。
形が崩れてきているように見えますが、生地が柔らかくなっているということになります。私の場合は実際に荷物を入れて歩いていても形の崩れはそこまで気になりませんが、自分の使い方にあわせてなじんできた状態といえます。
むしろ3ヶ月くらいまでは形がきちんと保持されていましたが、そのくらい革が堅い状態でした。
右手ファスナーのあたりの革を断ち切ってある部分が、結構ヨレているのが見えると思います。このファスナーを開けると、中に入っている荷物が簡単に見えて、取り出せるのですが、大きく開くことを継続しているとこうなるのではないかと思います。背負っていれば見えないこともありますし、気になりません。
むしろ、このようにファスナーが存在していることがラックスリュックの魅力の一つとも言えます。
このファスナーがないと、毎回荷物を取り出したい時に上部のクリップを外して、上からしか荷物が探せないため、時に不便です。旅行などでタオルや下着なども鞄に入れている状態のとき、目当ての物が探せないことはよくあると思います。
このファスナーは別にこのリュックにしか存在しないわけではなく、他で市販されているリュックなどにも存在するものですが、このファスナーはリュックそのものの高さに対してだいぶ大きく開くことができるので、財布や小物に留まらずちょっとした大きい物なども取り出せます。例えば私の場合は、ミラーレス一眼などもこの脇のポケットから取り出すことがあります。
このリュックのサイズに対して、入れる物を想定した上で考えると、かなり使いよい設計になっているというのが考えです。
前を向いたまま物が取り出せるのも、行動に支障がなく便利です。
上のがま口のようになっている本来の開閉部も、それはそれで中がきちんと見渡せるので、きちんと中身を確認したい場合は便利で、使い分けやうまい活用がしやすい構造です。
肩当て。この部分は本体を使い始めて数ヶ月してから購入したため4ヶ月の使用ですが、汚れや劣化などはなく、しっかりした造りになっていると思います。
肩に当たる部分の素材も、まだ十分綺麗です。肩当ては導入して肩の負担が軽減されて、これなら確実に毎日使えるという気持にさせてくれる良い商品でした。お勧めです。
クリップ部分。
やはり毎日使っているので、変色は存在しますが、目立つほどではありません。何年後か、劣化が目立つ様になったら修理には持っていこうかと思っていますので、またその時があれば記事にしようかななどと。
横からみたところ。柔らかくなった生地が愛嬌を生んだように感じています。
ラックスリュック、新品のものはかなり上品で、すこし「手に取っていいものなのか…?」と私は迷ったのですが、理想の柔らかさと馴染みが出てきたと思っています。
構造について
ラックスリュックは見た目でもしっかりしているのですが、思った以上に造りがしっかりとしていて、まず分厚い牛革(だったと思います)で出来ているため、お手入れさえしっかりしていればなのかもしれませんが、9ヶ月使っていても不安を感じるような箇所はありませんでした。すり切れたり、薄くなっている箇所もありません。
荷物を出し入れする可動部も強くできており、革もその動きに耐えるように余裕をもった設計になっているようで、その部分も綺麗に保持できています。
細かい点なのですが、クリップを止める金具の裏に、金具を隠すための黒いシールが貼られているのですが、そこが一度剥がれてしまったことがあります。ですが、剥がれた状態でHerz本店に持っていったところ貼り付け直していただけましたし、剥がれてすぐならまた圧着すればくっつきます。
鞄に入れる内容物を、(軽くても)体積的に沢山入れてしまうと、金具近辺の革が張ることでシールが剥がれる傾向がある認識です。使い方さえ気をつければ剥がれも心配ないと思われます。鞄はそれぞれに合った使い方をしなくてはなりませんね。。。自戒です。
近いうちにまたシール部分の貼り合わせをお願いしなくては。
まとめ
私が使ってみた結果を一例とさせていただくと、Herzのラックスリュックは9ヶ月で革がだいぶ柔らかくなり、形もなじむ様になりました。
使い良さは革がなじんでくるにつれ向上しています。造りもいい商品のため、大きな不調もなく、十分に使うことができます。
持ち主としてはだいぶ気に入っており、これからも毎日使っていきたい所存です。高価ではありますが、日頃の荷物量や使い道に合ったサイズ感でさえあれば、かなり良い買い物だと言えます。
次回について
次回は、使用感と容量、普段の使い方について書けたらと思います。